最近話題になることが少ない後期高齢者医療制度ですが、これの事務は各都道府県ごとに全市町村が所属する広域連合を結成して処理することになっています*1。つまり48の広域連合が設置されたことになります。
最近はどんな組織もWebサイトを持つ例が多く、この後期高齢者医療制度を処理する広域連合は全てWebサイトを持っています。厚労省Webサイトの制度ページに各都道府県の後期高齢者医療広域連合Webサイト一覧があったのでドメインが分かるように列挙してみた。
圧倒的な汎用JPドメイン率に震える。
埼玉と東京がgTLDで、福島はASP会社のサブドメ、香川は地元ISPのホームページサービス上に存在してます。広域連合は特別地方公共団体*2なので、LG.JPドメインの登録資格があって、実際神奈川県だけはLGドメイン取ってます*3。
何かの弾みで後期高齢者医療制度が改廃されて都道府県単位の広域連合が消滅したら、汎用jpやらgTLDのドメインは適当にexpireして業者に買われるんだろーなぁと。
かつて存在した国会事故調こと東京電力福島原子力発電所事故調査委員会のWebサイト、途中から http://www.naiic.go.jp/ になったけど当初は http://www.naiic.jp/ という汎用ドメインで、このドメインは2014/03/01に無関係の他人が登録してて国会事故調とは別のWebサイトになってます。ちなみに国会事故調のWebサイト、当初はwww.ican.go.jpだったようで、Wikipedia履歴見てたら2012/7/6に書き換えられてた。
公的機関はlgドメインとかgoドメインをちゃんと使ってほしいと思うんですが。。。
あと、埼玉県だけsslなんだけど証明書が他ドメインといっしょくた*4でなんかアレ。
*1:高齢者の医療の確保に関する法律 第四十八条
*2:地方自治法第三編 特別地方公共団体で広域連合に関する条文がある。
*3:kanagawa.lg.jpのサブドメっぽく見えますが、union.kanagawa.lg.jpでwhois叩くと神奈川県後期高齢者医療広域連合で登録してると出てきます。
*4:証明書はDNS名 www.asahi-com.net www.dhm7882.co.jp www.gojo-saitama.jp www.larrange.jp www.mamuro-yoho.com www.omy-net.co.jp www.saitama-jinjacho.or.jp www.saitama-koukikourei.org が並んでた